つながりの経済とは?

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いくら働いても苦しいままの生活で、老後に不安を抱えたまま子育て、その一方気候変動が進み、安全な食の点でも心配…。こんな今の経済、どこかおかしいと思いませんか?

このサイトでは、「つながりの経済」という名前を使って、国際的には社会的連帯経済の名前で知られているさまざまな事例や、その関連情報を紹介しています。協同組合やNPO、社会的経済やフェアトレード、有機農業やNPOバンクなど、具体的にはさまざまな事例を挙げることができますが、これら経済活動の共通点として、利益ではなくそこで働く人や消費者、そしてかけがえのない地球環境のことを第一に考えて運営されていることが挙げられます。株主のお金儲けではなく、生産者や消費者自身がつながり、そして自然ともつながり、より人間らしい生活ができるような経済を模索・実践する運動が、日本を含む世界中で広がっているのです。

経済というと難しく思えるかもしれませんが、その本来の活動目的は、「誰かが必要としている商品やサービスを生産し、必要としている人に届けること」であるはずです。誰もが十分な福利厚生を受けられる一方、自然環境をむやみに壊すことなく経済を運営することで、本当に豊かで安心した生活を営めるのではないでしょうか。実際、社会的連帯経済が盛んな南米諸国では、自然と調和した形で充足した生活という意味の「ブエン・ビビール」(Buen Vivir)がキーワードとして社会のあちこちで使われており、エクアドルやボリビアでは憲法にもこの考え方が取り入れられ、国家の使命の一つとしてこのブエン・ビビールの充足が規定されています。

経済学者の難しい理論ではなく、私たちの実際の生活で何が必要でなのか、そしてその必要なものを作るうえで誰かに、また自然に無理強いをしていないかといった、ごく具体的なことから考え始め、より「ブエン・ビビール」に近い経済を作り上げたいと、私たちは思っています。皆さんも私たちと一緒に、この動きに取り組んでみませんか?